「LONGASIA」を正式名称とする海外FX取引業者です。
LONGASIAの特徴としては、最大200倍のレバレッジを用いて豊富な通貨ペアで取引ができるといった点や、日本語サポートが充実しているといった点が挙げられます。
LONGASIAは、信頼性の高い金融ライセンスを所持している点と、取引のしやすさから多くの日本人が利用しているという点で、はじめて海外業者を利用したFX取引を検討している方にとってもおすすめできる業者と言えます。
この記事では、そんなLONGASIAでは自動売買(EA)が利用できるのかについて解説していきます。
LONGASIAは自動売買(EA)を利用しても良い?禁止事項は?
LONGASIAでは、自動売買(EA)を利用することが可能です。
XLONGASIAは、以下の通り公式ホームページでも自動売買の利用を認めており、EAを最大限活用できるようにするためのVPS(バーチャルプライベートサーバー)の提供をしています。
以上のことより、LONGASIAでは自動売買(EA)の利用を推奨していると捉えられます。
ただし、LONGASIAでは自動売買(EA)の利用が可能であると同時に、以下のようなさまざまな禁止事項があるため、自動売買(EA)を利用する際には注意が必要です。
LONGASIAで自動売買(EA)を使用した禁止行為 |
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口座や他の海外FX業者間での両建て サーバーに負荷がかかる注文頻度での取引 システム障害やレートエラーを狙った取引 |
それぞれの禁止事項について、詳しく解説していきます。
口座や他の海外FX業者間での両建て
LONGASIAではLONGASIAの同一アカウント内における複数の取引口座を用いた両建て取引や、他社の海外FX業者を併用した両建て取引を禁止しています。
以上のような両建て取引の手法は、片方の取引口座(業者)で損失を証拠金額まで抑え、もう片方の取引口座(業者)でできる限り利益を伸ばす「ゼロカットシステムを悪用した取引手法」に該当するため、LONGASIAに限らずFX業界において禁止とされています。
自動売買(EA)を利用した、LONGASIA内における複数口座での両建て取引や、複数のFX業者を跨いだ両建て取引は、規約違反となる可能性があることを予め把握しておきましょう。
サーバーに負荷がかかる注文頻度での取引
LONGASIAでは、サーバーに負荷がかかる頻度での注文行為は禁止とされています。
サーバーに負荷がかかる頻度の注文行為とは、主に「短時間で高頻度の売買を繰り返す行為」が該当となるため、自動売買(EA)において高頻度で売買を繰り返すプログラムを組み込んだ場合には、注意が必要です。
サーバーは負荷をかけ過ぎると接続遅延やエラーの発生を引き起こし、LONGASIA側でのシステムの安定維持が困難となり、他のユーザーの利用にも悪影響を与えることとなります。
LONGASIAでは、スキャルピングトレード(数秒〜数分間に売買を繰り返す取引手法)が認められていますが、サーバーに負荷をかけるような頻度での取引は、ペナルティの対象となる可能性があるため注意が必要です。
システム障害やレートエラーを狙った取引
LONGASIAでは、意図的に接続遅延やレートエラーを狙った取引は、規約違反に該当するため禁止されています。
特に経済指標の発表や要人発言など重大イベントの発生時には、大量に注文が入るため接続遅延やレートエラーが起こりやすいとされています。
LONGASIAでは、あえて接続遅延やレートエラーの状況を狙って取引をする行為は、サーバーへ必要以上の負荷をかける点や、市場に悪影響を与える可能性があるという点から望ましくないと言えます。
自動売買(EA)を利用して取引を行う際は、意図的に接続遅延やレートエラーのみを狙った取引を行わないよう注意しましょう。
LONGASIAで自動売買(EA)を利用して規約を違反したらどうなる?ペナルティは?
LONGASIAで自動売買(EA)を利用して規約違反をした場合は、ペナルティが課せられます。
ペナルティの内容はどれも受けたくない内容ばかりですが、中でも「出金制限」や「口座凍結」のペナルティは大事な資産の拘束や消失につながるため、絶対に避けたいところです。
特に自動売買(EA)を利用する場合は、気づかないうちに規約違反をしてペナルティを与えられる可能性があります。
FX取引における海外取引業者のペナルティは、想定に含めるべきリスクと言えるため、事前にしっかりと内容を把握しておきましょう。
LONGASIAで自動売買(EA)を利用して規約を違反した際に、与えられる主なペナルティは下記の通りです。
レバレッジの上限設定が行われる
LONGASIAでは、ペナルティでレバレッジの上限設定が行われることがあります。
レバレッジの上限設定は、ペナルティ以外にも利用する口座によって200倍に制限されたり、証拠金の残高に応じて200倍~100倍程度まで制限されたりしますが、規約違反のペナルティにおいては、100倍以下までレバレッジ上限が制限されるとされています。
海外FX業者を利用する最大のメリットは、大きなレバレッジをかけることで効率よく利益を出すことです。
レバレッジの上限に制限をかけられてしまうと、わざわざ高いリスクを背負って海外FX業者で自動売買(EA)をする意味がなくなってしまうため、規約違反には十分注意してペナルティを受けないようにしましょう。
出金拒否や利益の没収が行われる
LONGASIAでは、規約違反をした場合のペナルティとして出金拒否や利益が没収されることがあります。
主に、複数口座を利用した両建てや、他社FX業者間を利用したアービトラージ(一時的に生じた業者間の価格差を利用して利益を得る手法)などが判明した場合は、不正取得した利益の出金拒否、または利益没収となる場合があります。
自動売買(EA)で得た利益の没収は大きな痛手となりますが、中でも預けた証拠金を丸ごと拘束されてしまう出金拒否は絶対に避けたいペナルティです。
自動売買(EA)の構築は、ペナルティを受けたときのリスクの大きさを考慮して取り組むようにしましょう。
口座凍結や口座閉鎖が行われる
LONGASIAの規約違反が発覚した場合のペナルティとして、口座凍結や口座閉鎖が挙げられます。
口座凍結や口座閉鎖が行われると、LONGASIAの会員ページやMT4の口座へログインができなくなることになります。
また、悪質な規約違反と判断された場合は、口座の再開設も行えず、口座凍結された際のポジションや証拠金の取り扱いについても、LONGASIA側の判断に委ねられることとなります。
口座凍結はペナルティの中でも最も重い処分であることを理解したうえで、自動売買(EA)を利用するようにしましょう。
LONGASIAで自動売買(EA)を利用するメリット・特徴
LONGASIAで自動売買(EA)を利用するメリット・特徴は以下の通りです。
XLONGASIAで自動売買(EA)を利用するメリット・特徴 |
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忙しくても積極的に取引を行える メンタルに左右されず注文できる 比較的専門知識に乏しくても利用できる |
それぞれ解説します。
忙しくても積極的に取引を行える
LONGASIAで自動売買(EA)を利用するメリットとして、忙しくても積極的に取引を行えるという点が挙げられます。
自動売買(EA)は、設定をしてしまえば自動でエントリーや売買決済を行ってくれるため、普段仕事などで忙しい方でもFX取引で利益を狙うことが可能です。
また、自動売買(EA)を利用していれば、常にチャートを見ながら売買のタイミングを監視する必要がないため、自分が動けないときでもチャンスを逃さず取引を行ってくれます。
自動売買(EA)は、FX取引がしたくても忙しくチャートを見ている暇もないといった方ほど、恩恵が大きいと言えます。
メンタルに左右されずに注文できる
LONGASIAで自動売買(EA)を利用すれば、メンタルに左右されずに注文ができます。
FXの裁量トレード(自らの判断で行う売買)において、メンタルに左右されず取引を行うことは、利益を出し続けるために非常に重要な要素と言えます。
FX取引では、利益を伸ばせる局面において利益を減らしたくない心理から早期利確をしてしまったり、あらかじめ決めていた価格を過ぎても損失を被りたくない心理から損切りができなかったりと、メンタルに左右される場面はさまざまです。
LONGASIAでの自動売買(EA)は、予め自分の決めたシナリオ通りの取引を勝手に行ってくれるため、相場の値動きでメンタルが左右されやすい人におすすめと言えます。
比較的専門知識に乏しくても利用できる
LONGASIAでの自動売買(EA)は、FXの専門知識に比較的乏しくても利用できるというメリットがあります。
通常、FXにおいて裁量トレードを行う際は、テクニカル分析と呼ばれるチャート分析や、政治や経済の情報から分析するファンダメンタルズ分析といった取り組みが必要となります。
しかし、自動売買(EA)においては、あらかじめ定められたルールで自動的に分析をしたうえで取引を行うため、トレーダーが専門知識に乏しくても利用が可能です。
ただし、自動売買(EA)は「専門知識がなくても無条件に儲かる」というわけではありません。
誰かにすすめられた自動売買(EA)を鵜呑みにし、何も考えずに使うと多大な損失を被ることになるため、自身の意図をしっかりと定め、心に決めた投資ルールを再現してくれるものを選ぶようにしましょう。
LONGASIAで自動売買(EA)を利用するデメリット・注意点
LONGASIAで自動売買(EA)を利用するデメリット・注意点は以下の通りです。
LONGASIAで自動売買(EA)を利用するデメリット・注意点 |
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自動売買を利用するまでに費用がかかる 相場の急激な変化に対応できない 詐欺業者が多い |
それぞれ解説します。
自動売買を利用するまでに費用がかかる
LONGASIAで自動売買(EA)を行う際の注意点として、自動売買を利用するまでに費用が必要な点が挙げられます。
EAには無料EAと有料EAとがありますが、有料EAを利用する場合は、概ね10,000円~100,000円のEA本体(ソフト)の料金が必要となります。
また、EAによっては無料、有料に関わらず、ある一定の推奨証拠金(最低50,000円など)がなければシミュレーション通りの効果が見込めないものも存在します。
以上のことより、自動売買(EA)は選択するEAによって、0円~150,000円程度の初期投資が必要な場合があると言えます。
相場の急激な変化に対応できない
LONGASIAの自動売買(EA)には、相場の急激な変化に対応できないというデメリットがあります。
自動売買(EA)は、定められたルールに従って自動取引を行うことしかできないため、急な相場の上昇や下落といったイレギュラーに対応することができません。
要人発言などで明らかに相場が大きく変動するとわかっている場合でも、自動取引を設定していることにより予想外の損失を被る可能性があります。
自動売買(EA)は、一時的に稼働を止めることもできるため、米国雇用統計などの経済指標発表や、要人発言が予想される場合には、予め稼働を止めるように設定しましょう。
詐欺業者が多い
LONGASIAで自動売買(EA)を利用する場合は、詐欺業者にも気をつけなければいけません。
自動売買(EA)は、無料EAから高額な有料EAまで数多く存在しますが、中には「放置しているだけで簡単に稼げる」「初心者でも必ず稼げる」といった謳い文句で、全く稼げないEAを高額な値段で販売する悪徳業者も多く存在します。
EAにおいては、高額なほど性能が優れていたり、利益を狙いやすかったりということは決してありません。
無料EAでも、自身の投資スタイルやトレードルールが定まっていれば利益を出すことはできるため、自身がEAに何を求めるかをしっかりと考慮したうえで、適切なEAを選ぶようにしましょう。
LONGASIAに利用する優秀な自動売買(EA)を見つけるコツ・見つけ方
LONGASIAに利用する優秀な自動売買(EA)を見つけるコツや見つけ方は、以下の通りです。
LONGASIAに利用する優秀な自動売買(EA)を見つけるコツ・見つけ方 |
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過去の総取引数や取引実績が十分か バックテストやフォワードテストが公開されているか LONGASIAの特性に合っているか |
それぞれ解説します。
過去の総取引数や取引実績が十分か
LONGASIAに利用する優秀な自動売買(EA)を見つけるためには、過去の総取引数や取引実績が十分かを確認する必要があります。
EAの実績を確認するためには、主に以下の点を確認しましょう。
EAの実績を確認する際におすすめの項目 |
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プロフィットファクター(PF値)最大ドローダウン検証時間、取引回数 |
プロフィットファクター(PF値)とは、検証結果から出たすべての利益を損失で割った値のことを指します。
プロフィットファクターが1.0を下回る場合は赤字の検証結果となるため、利益を出すためには最低でも1.5を超えるEAを選びましょう。
最大ドローダウンは、一定の集計期間における損失曲線の発生から最大損失地点までの落ち込み幅のことを指します。
ドローダウンは低いほどよいとされるため、最大ドローダウンが10%以下に収まっているものを選択しましょう。
その他、検証時間、取引回数など必要なサンプル数を満たしているかという点も重要です。
最低でも、検証時間6ヶ月以上、取引回数100回以上を試行しているEAを選ぶようにしましょう。
バックテストやフォワードテストが公開されているか
LONGASIAに利用する優秀な自動売買(EA)を見つけるためには、バックテストやフォワードテストが公開されているかを確認することも重要です。
バックテストやフォワードテストの検証結果は、実際にEAを運用させた際の効果を数値化したものであるため、EAの良し悪しを測るために必要不可欠なデータと言えます。
特にフォワードテストの結果は、リアルタイムチャートを使って出された数値であるため、実際にEAを使った際の運用結果に大きく影響します。
EAを選ぶ際は、できる限りバックテストとフォワードテストの検証結果が公開されているものを選択しましょう。
バックテスト・フォワードテストとは
バックテストとは、過去のチャートでEAを稼働させることで勝率や利益率を算出する検証方法です。
対して、フォワードテストとは、リアルタイムのチャート(相場)を用いてEAを稼働させることで、実運用における勝率などの成果を検証する方法です。
バックテストでは、主に「検証結果のムラ」や「成果の出やすい相場や時間帯」など、大まかな傾向の把握が目的となるため、EAの実力を測るといった意味合いでは、本番に即した運用結果が見られるフォワードテストの方が検証の信頼性が高いと言えます。
バックテスト、フォワードテストは、どちらもEAの性能を測るために必要不可欠な検証であると捉えておきましょう。
LONGASIAの特性に合っているか
優秀な自動売買(EA)の見つけ方の一つに、LONGASIAの特性に合っているかという点が挙げられます。
自動売買(EA)は、基本的に対応するFX取引業者の取引環境に合わせて作られているため、適当なEAを選んでしまうと取引会社との相性が合わず、思い通りの結果が出せないということが起きてしまいます。
例えば、約定速度に影響を及ぼし利益率に差が出たり、通貨ペアごとの対応スプレッドの違いで勝率が異なったりと、シミュレーションで予測した結果と大きく乖離する可能性があります。
自動売買(EA)を選ぶ際、LONGASIAが対応取引業者になっているかを必ず確認するようにしましょう。
【まとめ】LONGASIAでは自動売買(EA)の利用が認められている!規約に違反しないように利用しよう
この記事では、「LONGASIAで自動売買(EA)を運用するメリットや注意点」などについて解説しました。
LONGASIAでの自動売買(EA)の利用は、LONGASIA側も利用を認めているため導入自体まったく問題はありません。
自動という特性上、自動売買(EA)は意図せず規約違反になってしまう可能性があるため注意が必要ですが、あらかじめ、規約違反の内容をしっかりと把握していれば過度に心配する必要はないと言えます。
LONGASIAでの自動売買(EA)に興味がある場合は、是非、当記事を参考に導入を検討してみてください。